28 12月 2011 @ 12:00 AM 
 

■09 TCS5環境考察

 

◆TCS環境総括 - 一強から変貌していくメタゲーム -
(*『第五回Tetsu Champion Ship~Broken Activation~』開催に至るまでから、大会当日に繰り広げられたメタゲームの推移をTCS環境と称して以下に記述していく。)

 TCS環境は、変動の骨頂に達していたと言えるだろう。極限の安定感と勝率を誇る「TG代行天使」が開発された事で、今期のメタゲームは天使環境とも呼べる程にまでその勢力は拡大の一途を辿っていた。これまでの遊戯王史上で最多数と言っても過言ではないほど、数多くのアーキタイプに恵まれていた環境ではあったが、中でも特に「TG代行天使」の強さが頻繁に取り立たされるようになった。このまま天使環境に陥ってしまうのか?その矢先にリリースされた『ORDER OF CHAOS』は、環境に一石を投じるエキスパンションであった。「忍者」「甲虫装機」「ゼンマイ」と一気に新たな勢力を生み出したこの『ORDER OF CHAOS』の登場によって、メタゲームは更なる変容を見せる。「TG代行天使」相手に高い勝率を誇るデッキが多くデザインされるも、『ORDER OF CHAOS』による新勢力はそのいずれをも凌駕し、TG代行と新勢力とがメタゲームを牽引していく結果となる。
この「TCS5環境考察」は、決闘者たちによって持ち込まれた数珠のデッキレシピを参照しながら、各デッキタイプの考察を試みるものである。
更に今回は各デッキにおいて特に目を引いたカードをキー・カードと称して紹介しているため、今後のデッキ改築において参考にして頂ければ幸いである。

◇天使
 環境筆頭とされるのが天使の中でもTG代行天使に分類されるデッキタイプである。全ての対策はTG代行天使から始まり、完全にメタゲームはTG代行天使を中心に回転していた。なぜ、このデッキが強いのか。それには、デッキの基盤を支えるカードがいずれも使用するにあたってアドバンテージを容易に獲得できるものばかり、という構築上の理由が存在する。《神秘の代行者 アース/The Agent of Mystery-Earth》は場に出るだけでカードが1枚増え、《創造の代行者 ヴィーナス/The Agent of Creation-Venus》は0枚消費で最大3枚のカードを増やす事ができる。こうした「代行者」たちに支えられ、最終的に降臨するのが《マスター・ヒュペリオン/Master Hyperion》というフィニッシャーである。さらに、そこに「TG」が加わる事でシンクロ回数の増強や豊富なエクシーズなど、行動における幅広い選択肢を手に入れ、先手後手に左右されず相手を殲滅できるパターンが増えた事がデッキとしての強みである。
ドローソース、アドバンテージゲッター、フィニッシャーと、トーナメントデッキに必須の要素が多く存在する至高のデッキ、それがTG代行天使である。
 しかし、TG代行天使も決して弱点が無い訳ではなかった。「代行者」による強固な流れも、相手が仕掛けた罠を容易に回避して行えるものではなく、天使側は「代行者」を引けない場合は展開が非常に鈍ってしまう。よって、そのいずれも解消できるようにTG代行天使は安定感を最たる課題としながら相手の罠を攻略する方法を柔軟に変化させていく事で環境に残り続けたのであった。

☆キーカード「マクロコスモス」
TG代行天使は勢力こそ最多であったが、TCS環境を勝ち上がった天使とそうでない天使
とを比べたとき、明確な差異が存在している。それは、《マクロコスモス/Macro Cosmos》の存在である。
マクロコスモス
天使側に関して言えば、墓地に《マスター・ヒュペリオン/Master Hyperion》のコストが溜まらなくなったり《ダイガスタ・フェニクス》等のエクシーズ素材も墓地へ移動できなくなるが、それ以上に不利な戦いを強いられる相手には《マクロコスモス/Macro Cosmos》を使って行動を抑制するしかない。この踏ん切りをつけられた選手のみが本選への進出を果たしている。それほどにまで、《マクロコスモス/Macro Cosmos》の選定は勝敗を大きく左右したようであり、以降のメタゲームにおいては二戦目以降の天使との新たな戦い方を習得する必要があるようだ。
ヴィーナス
主な順位:4位、本選進出7名(TG代行6名、純正代行1名)
サンプル:どれみさん(岡山県)
モンスター(26枚)
マスター・ヒュペリオン×3枚
カオス・ソルジャー-開闢の使者-
朱光の宣告者(バーミリオン・デクレアラー)×3枚
神聖なる球体(ホーリーシャイン・ボール)×3枚
神秘の代行者 アース×3枚
創造の代行者 ヴィーナス×3枚
オネスト
TG ストライカー×3枚
TG ワーウルフ×3枚
ライオウ×3枚

魔法(11枚)
サイクロン×3枚
強欲で謙虚な壺×2枚
大嵐
死者蘇生
月の書

罠(6枚)
奈落の落とし穴×2枚
神の警告×2枚
神の宣告
激流葬

エクストラデッキ
ダイガスタ・フェニクス×2枚
A・O・J カタストル
TG ハイパー・ライブラリアン
TG ワンダー・マジシャン
氷結界の龍 ブリューナク
ブラック・ローズ・ドラゴン
スターダスト・ドラゴン
スクラップ・ドラゴン
氷結界の龍 トリシューラ
アームズ・エイド
No.96 ブラック・ミスト
ガチガチガンテツ
No.17 リバイス・ドラゴン
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム

サイドデッキ
増殖するG×3枚
スノーマンイーター×2枚
トラゴエディア×2枚
ドッペルゲンガー
マクロコスモス×3枚
王宮のお触れ×2枚
ダスト・シュート
昇天の黒角笛(ブラックホーン)

◆甲虫装機(インゼクター)
 新勢力の中でも特にTG代行天使の対抗馬として一際存在感があるのは、甲虫装機である。基本的な動きは、《甲虫装機 ホーネット》を起点とするもの。このホーネットによる1対1交換のあとに行われる、《甲虫装機 ホーネット》のトリガーとなった《甲虫装機 ダンセル》《甲虫装機 センチピード》によって膨大なアドバンテージ取得が甲虫装機デッキの凶悪な動きである。メタゲームに特に大きな影響を与えたアーキタイプであり、この甲虫装機を意識して《甲虫装機 ホーネット》を装着するトリガーとなるモンスターに対処できる《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》や《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》をメインから投入するデッキが増えてきた。それらを越えてなお勝ち上がれる構築が甲虫装機にとっての、TCS環境における課題であったと言える。一度効果の解決を許せば一気に逆転が難しくなる物量差をつける甲虫装機は、今後も要警戒のデッキである。

 ☆キーカード「BF-精鋭のゼピュロス」
ゼピュロス
 《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》を投入してもなお《甲虫装機 ホーネット》に繋げる動きが大振りな甲虫装機は、相手の罠を回避するためにもあらゆる方法を駆使してトリガーとなる甲虫装機(ダンセルとセンチピード)を連発する必要性に迫られていた。中でも《BF-精鋭のゼピュロス/Blackwing-Zephyros the Elite》は、非常に秀でた1枚であると言える。効果を使い終えて相手に除去されてしまう前に甲虫装機を手札に温存できるだけでなく、相手のシステム・モンスターを機能停止させられる《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》を回収する「デモンズゼピュロス」コンボの強さは今もなお健在である。例えば、センチピードとゼピュロスを相打ちさせた後に出てきた甲虫装機に対してデモンズ・チェーンを使い、使用済のデモンズ・チェーンを餌にゼピュロスを戻して戦えば、一方的な交換もしくは相手より多くの交換を期待できる。非常に強力な一枚であり、実際に使用者を優勝へと導いてもいる。
ホーネット
主な順位:1位、7位、8位、サブイベント1位 本選進出6名
サンプル:アレックスさん(東京都)
所属チーム グランドパンダキャニオン秋葉原店
デッキ名 インゼクター
モンスター(19枚)
ダーク・アームド・ドラゴン
甲虫装機 ギガマンティス
甲虫装機 ホーネット×3枚
甲虫装機 センチピード×3枚
甲虫装機 ダンセル×3枚
エフェクト・ヴェーラー×3枚
魂を削る死霊×2枚
終末の騎士×2枚
クリッター

魔法(10枚)
強欲で謙虚な壺×2枚
サイクロン×2枚
闇の誘惑
おろかな埋葬
死者蘇生
大嵐
月の書
ブラック・ホール

罠(11枚)
聖なるバリア-ミラーフォース-
ダスト・シュート
神の宣告
激流葬
デモンズ・チェーン×3枚
リビングデッドの呼び声×2枚
リミット・リバース×2枚

エクストラデッキ
虚空海竜リヴァイエール
No.20 蟻岩土ブリリアント
No.17 リバイス・ドラゴン×2枚
No.39 希望皇ホープ
CNo.39 希望皇ホープレイ
甲虫装機 エクサビートル
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
アームズ・エイド
A・O・J カタストル
氷結界の龍 ブリューナク
ブラック・ローズ・ドラゴン
スクラップ・ドラゴン
氷結界の龍 トリシューラ
キメラテック・フォートレス・ドラゴン

サイドデッキ
サイバー・ドラゴン×2枚
ライトロード・ハンター ライコウ×3枚
ライオウ×3枚
D.D.クロウ×2枚
サイクロン
次元の裂け目×2枚
王宮のお触れ×2枚

◆ラギア
 TCS環境における特徴的な変化、それは「ラギア」デッキの増加で相違ない。その背景には、先述の天使でも紹介した《マクロコスモス/Macro Cosmos》を採用できるかどうかが鍵であった事が想定出来る。甲虫装機の能力を遮断しながら、甲虫装機を見て採用率が増加した天使の《朱光の宣告者/Herald of Orange Light》を封じながら《エヴォルカイザー・ラギア/Evolzar Laggia》に繋ぐ事ができる点は優秀であり、デッキに採用される各モンスターの打点が高くゲームスピードが速い事も支持を得た理由の一つである。
 さらにメタゲームの観点から言えば、数が減った事は時にデッキに優位を与える事が多い。今まで決闘者の意識の中心にあって対策が多く施されていたデッキが、少し意識から外れた事で対策が緩んでしまったことで減少した筈のデッキが勝ち上がる、というのはトーナメント・カードゲームにおいて頻発する現象であり、それをうまく利用した事が「ラギア」デッキ復権のターニングポイントであったと言える。

 ☆キーカード「大くしゃみのカバザウルス」
カバ
 TCS環境で「ラギア」デッキそのものが増加した事も参加者を驚かせたが、その構築内容も《大くしゃみのカバザウルス/Kabazauls》が採用され特徴的である。このカードを採用する事で一度妨害されたとしても二枚目以降の《レスキューラビット/Rescue Rabbit》で《エヴォルカイザー・ラギア/Evolzar Laggia》に繋げる事が可能となる。よって、TCS環境に持ち込まれた「ラギア」デッキは、
①ラビット→セイバーザウルス
②ラビット→カバザウルス
③ジュラック・グアイバ
以上三つのパターンでラギアを生成する事が出来、今まで以上にラギアが登場しやすくなっている事が分かる。能力の無いカード(バニラ)を増やす事での事故以上に《エヴォルカイザー・ラギア/Evolzar Laggia》を強調する新構築は、実に斬新なものであったと言える。
ラギア
主な順位:5位 本選進出:5名
サンプル:Shoheiさん(熊本県)
デッキ名 Shoheiスペシャルスペシャルスペシャルスペシャルスペシャルスペシャルスペシャル
モンスター(14枚)
セイバーザウルス×3枚
大くしゃみのカバザウルス×3枚
ライオウ×2枚
ジュラック・グアイバ×3枚
レスキューラビット×3枚

魔法(11枚)
禁じられた聖槍×2枚
禁じられた聖杯×2枚
強欲で謙虚な壺×3枚
サイクロン×3枚
月の書

罠(15枚)
神の警告×2枚
神の宣告
スターライト・ロード×2枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)×2枚
デモンズ・チェーン×2枚
奈落の落とし穴×2枚
マクロコスモス×3枚
ダスト・シュート

エクストラデッキ
キメラテック・フォートレス・ドラゴン×2枚
スターダスト・ドラゴン×2枚
ダイガスタ・エメラル
インヴェルズ・ローチ
イビリチュア・メロウガイスト
エヴォルカイザー・ラギア×3枚
No.39 希望皇ホープ
CNo.39 希望皇ホープレイ
ジェムナイト・パール
No.16 色の支配者ショック・ルーラー
ヴァイロン・ディシグマ

サイドデッキ
サイバー・ドラゴン×2枚
魔導戦士 ブレイカー
D.D.クロウ×2枚
スノーマンイーター×2枚
禁じられた聖槍
精神操作
ブラック・ホール
抹殺の使徒×2枚
暗闇を吸い込むマジック・ミラー
盗賊の七つ道具×2枚

◆カラクリ
 天使に対して有利に機能していた勢力がカラクリである。カラクリの強みは、その強力な初動と制圧力にある。《ナチュル・ビースト/Naturia Beast》により魔法を封じながら罠を多く構える動きや、《カラクリ大将軍 無零怒/Karakuri Steel Shogun mdl 00X “Bureido”》を連発して膨大なアドバンテージを稼ぐ動きなど、その制圧力は天使が慄くほどである。《神秘の代行者 アース/The Agent of Mystery-Earth》を倒した後で
《カラクリ忍者 九壱九/Karakuri Ninja mdl 919 “Kuick”》 から登場する《ナチュル・ランドオルス/Naturia Landoise》は、デッキによってはエンドカードとなり得る。
 しかし、甲虫装機自体がより強烈なボードコントロールを強いる事、さらにはその甲虫装機への対策がそのままカラクリにも流用可能である事など、新勢力が登場した事での被害を受け、本選進出者を一人も輩出する事が叶わなかったデッキである。しかし、これまでにも各地の大規模大会で好成績を出し続けている以上、今後も警戒すべきデッキであることを忘れてはならない。
小町
主な順位:入賞なし
サンプル:スタースクリームさん(福岡県)
モンスター(15枚)
カラクリ商人 壱七七×3枚
カラクリ無双 八壱八
カラクリ兵 弐参六×3枚
カラクリ小町 弐弐四×3枚
カラクリ忍者 九壱九×2枚
カラクリ参謀 弐四八×2枚
カラクリ守衛 参壱参

魔法(15枚)
カラクリ解体新書×2枚
借カラクリ蔵×3枚
月の書
ブラック・ホール
簡易融合(インスタントフュージョン)×3枚
サイクロン×3枚
大嵐
死者蘇生

罠(10枚)
スターライト・ロード
聖なるバリア-ミラーフォース-
神の警告×2枚
神の宣告
奈落の落とし穴×2枚
サンダー・ブレイク
盗賊の七つ道具
デモンズ・チェーン

エクストラデッキ
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
ナチュル・ナチュル・ランドオルス
メカ・ザウルス×2枚
カラクリ将軍 無零×2枚
カラクリ大将軍 無零怒×2枚
氷結界の龍 トリシューラ
ブラック・ローズ・ドラゴン
A・O・J カタストル
インヴェルズ・ローチ
スクラップ・ドラゴン
ナチュル・ビースト
スターダスト・ドラゴン

サイドデッキ
サイバー・ドラゴン×2枚
エフェクト・ヴェーラー×2枚
スノーマンイーター×2枚
暗闇を吸い込むマジック・ミラー×2枚
昇天の黒角笛(ブラックホーン)×2枚
マクロコスモス×2枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)
混沌の落とし穴(カオス・ホール)
キメラテック・フォートレス・ドラゴン

◆ガジェット
 大量のエクシーズ召喚によって天使を窮地に追い詰めてきた存在として知られるのが、この「ガジェット」である。特にアドバンテージの損失なく《インヴェルズ・ローチ/Steelswarm Roach》《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》を出せる動きは天使にとっては致命的で、また、その動きが狙えるのもガジェットだけである。さらに「TG」が採用される事で、天使との速度差を埋める事に成功している。
 ただし、《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》の支持率は継続して高く、またメインから《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》を採用するデッキまで登場してきた事で従来通りの環境的な優位を誇る事は極めて困難となった。しかし、《マクロコスモス/Macro Cosmos》を採用可能なデッキでもあるためその利点を活かせたことがガジェットデッキが生き残る要因であったと言える。

 ☆キーカード「魔導戦士 ブレイカー」
ブレイカー
 物量差をつけながらも相手よりステータスが低い事を逆手に取れる手段の一つに、《強制転移/Creature Swap》がある。本来なら1枚の損失を背負った上で使わなければならないこのカードだが、ガジェットであればカードが減らないため損失なしに発動が可能であるためガジェットデッキにとって《強制転移/Creature Swap》は非常に相性が良いカードと言える。しかし、《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》で遮断されてしまえばその目論見は全て瓦解してしまう。その時に有効なのがこの《魔導戦士 ブレイカー/Breaker the Magical Warrior》である。主にミラーマッチにおける《血の代償/Ultimate Offering》を割りながらガジェットを戦闘破壊する事を目的として採用される同系専用カードであるが、同時に損失なしに《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》を奪える1枚としても優秀である。例えばライオウが相手の場にいる時にブレイカーを呼び魔法・罠カードを1枚奪った後で強制転移を使い、効果を使って弱体化したブレイカーをライオウで戦闘破壊するだけで1対2交換を狙う事が可能となる。
血の代償
主な順位:BEST16、BEST32 本選進出:2名
サンプル:剱さん(福岡県)
所属チーム EXVSガチ勢
デッキ名 ガナーザクウォーリアーの覚醒技
モンスター(17枚)
レッド・ガジェット×3枚
イエロー・ガジェット×3枚
グリーン・ガジェット×3枚
トラゴエディア×2枚
TG ストライカー×3枚
TG ワーウルフ
エフェクト・ヴェーラー×2枚

魔法(13枚)
強欲で謙虚な壺×3枚
サイクロン×3枚
精神操作
強制転移×2枚
死者蘇生
月の書
ブラック・ホール
大嵐

罠(11枚)
神の宣告
神の警告×2枚
奈落の落とし穴×2枚
激流葬
聖なるバリア-ミラーフォース-
血の代償×3枚
ダスト・シュート

エクストラデッキ
ヴァイロン・ディシグマ
No.16 色の支配者ショック・ルーラー
No.39 希望皇ホープ
ジェムナイト・パール
イビリチュア・メロウガイスト
インヴェルズ・ローチ
ダイガスタ・エメラル×2枚
キメラテック・フォートレス・ドラゴン
ナチュル・パルキオン
A・O・J カタストル
氷結界の龍 ブリューナク
氷結界の龍 トリシューラ
スターダスト・ドラゴン
TG ワンダー・マジシャン

サイドデッキ
サイバー・ドラゴン×2枚
魔導戦士 ブレイカー×3枚
エフェクト・ヴェーラー
増殖するG
次元幽閉×2枚
マクロコスモス×3枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)
マインドクラッシュ×2枚

◆HERO
 HERO特有のフリーチェーンやデッキとしてのポテンシャルは、現環境に一矢報いる可能性を秘めている。《ヒーロー・ブラスト/Hero Blast》は損失なしに相手の甲虫装機を奪え、何を引いても巻き返せる甲虫装機に対して《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》というトップデッキが存在する点は、他のデッキにない利点である。
 《超融合/Super Polymerization》の前ではカラクリの《ナチュル・ビースト/Naturia Beast》をも攻略することが可能であるだけでなく、TG代行天使とカラクリが増加したことで《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》《増殖するG/Maxx “C”》《連鎖除外/Chain Disappearance》をメイン採用するデッキが多く見かけられたが、そうしたトップメタを意識したデッキに総じて強い点がHEROの優秀さと言える。 
今後はよりミラーマッチを意識した構築の改良を行っていきたい。

 ☆キーカード「強制脱出装置」
脱出
 特に苦手とする《スターダスト・ドラゴン/Stardust Dragon》《ナチュル・ビースト/Naturia Beast》を一枚で返す事が出来、《インヴェルズ・ローチ/Steelswarm Roach》を立てる試合では相手は意図してエクシーズ召喚を行い《インヴェルズ・ローチ/Steelswarm Roach》を突破しようとするため、そこにこのカードを合わせれば一気に盤面を支配する事が可能となる。他には、除去から自分のモンスターを守る動き、二戦目以降の相手のセットモンスター排除など使いどころは多く非常に優秀であると言える。
ノヴァ
主な順位:BEST16 本選進出:1名
サンプル:あーまんさん(沖縄県)
所属チーム 遊戯王沖縄勢
デッキ名 あーまんヒロビ
モンスター(7枚)
E・HERO アナザー・ネオス×3枚
ジュラック・グアイバ×3枚
E・HERO エアーマン

魔法(22枚)
強欲で謙虚な壺×3枚
サイクロン×3枚
E-エマージェンシーコール×3枚
デュアルスパーク×3枚
ミラクル・フュージョン×3枚
超融合×3枚
増援
死者蘇生
大嵐
月の書

罠(11枚)
ヒーロー・ブラスト×3枚
奈落の落とし穴×2枚
神の警告×2枚
強制脱出装置
激流葬
神の宣告
ダスト・シュート

エクストラデッキ
波動竜騎士 ドラゴエクィテス
E・HERO Great TORNADO
E・HERO ノヴァマスター×2枚
E・HERO The シャイニング×2枚
E・HERO エスクリダオ×2枚
E・HERO ガイア×2枚
E・HERO アブソルートZero
No.39 希望皇ホープ
エヴォルカイザー・ラギア
機甲忍者ブレード・ハート
インヴェルズ・ローチ

サイドデッキ
ライオウ×3枚
死霊騎士デスカリバー・ナイト×2枚
スノーマンイーター×2枚
D.D.クロウ×2枚
スキルドレイン×3枚
強制脱出装置×2枚

◆六武衆
 変わらずの強さを誇る《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai-Shi En》。それを使える六武衆は《六武衆の荒行/Asceticism of the Six Samurai》によって先手後手問わずの展開を目指す事ができるようになり、再び脚光を浴びている。昨今は《強欲で謙虚な壺/Pot of Duality》の採用率が高いようにコンボを支える基盤となるカードとして魔法カードを多く採用しているデッキが増加傾向にあるため、《ナチュル・ビースト/Naturia Beast》を操るカラクリ同様、《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai-Shi En》によって相手の円滑な動きを阻害する事が可能となっている。
 《六武衆-ザンジ/The Six Samurai-Zanji》や《真六武衆-エニシ/Legendary Six Samurai-Enishi》といったこれまでの六武衆デッキでは採用されていなかったカードを採用する事で、六武衆に戦い慣れた相手に対しても新しいギミックを駆使して戦い現環境を生き抜いているデッキである。

☆キーカード「六武衆-ザンジ」
ザンジ
 これまで六武衆が苦手としていた戦闘破壊されない壁を一方的に倒せるだけでなく、《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai-Shi En》を越える巨大サイズのモンスター(例:《マスター・ヒュペリオン/Master Hyperion》など)をも倒せる可能性を秘めた強力な侍である。《六武衆の露払い/Hand of the Six Samurai》と同じく共存する六武衆が必要であるが、エクシーズ召喚の登場によって更に多様な動きを見せる事ができる点では活躍する場面は多い一枚と言える。
結束
主な順位:BEST32 本選進出:3名
サンプル:ナイトメアさん(福岡県)
所属チーム レインボースター
デッキ名 荒行六武ナイトメアスペシャル
モンスター(14枚)
六武衆の師範×2枚
六武衆-ザンジ
真六武衆-キザン×3枚
真六武衆-エニシ
真六武衆-カゲキ×2枚
六武衆-ヤイチ
六武衆のご隠居
六武衆の影武者×3枚

魔法(12枚)
六武衆の荒行×3枚
六武衆の結束×3枚
六武の門
増援
紫炎の狼煙
死者蘇生
月の書
紫炎の道場

罠(14枚)
六尺瓊勾玉×2枚
奈落の落とし穴×2枚
神の宣告
神の警告×2枚
諸刃の活人剣術×3枚
デモンズ・チェーン×2枚
ダスト・シュート
連鎖除外(チェーン・ロスト)

エクストラデッキ
A・O・J ディサイシブ・アームズ
氷結界の龍 トリシューラ
スクラップ・ドラゴン
ブラック・ローズ・ドラゴン
ナチュル・ランドオルス
ナチュル・パルキオン
氷結界の龍 ブリューナク
真六武衆-シエン
ナチュル・ビースト
A・O・J カタストル
No.39 希望皇ホープ
インヴェルズ・ローチ
ラヴァルバル・チェイン
No.17 リバイス・ドラゴン
虚空海竜リヴァイエール

サイドデッキ
ライオウ×2枚
スノーマンイーター×2枚
D.D.クロウ×2枚
エフェクト・ヴェーラー×2枚
大嵐
サイクロン×3枚
次元幽閉×2枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)

◆ゼンマイ
 甲虫装機に続き『ORDER OF CHAOS』で現れた新勢力、ゼンマイは新たなコンボデッキとして注目されている。「カエル」「シーラカンス」といった凶悪コンボデッキが次々と規制される中、こうしたコンボデッキが登場するのは久しく感じられるだけでなく変わらず強力でもある。本来であれば、場にいる限り1度しか使えないという制約を持ったゼンマイ達であるが、場以外の領域へカードを行き来させ《ゼンマイハンター/Wind-Up Hunter》を何度も呼び出す事で、大量のハンデスを決める。そうして相手の手札が尽きた後で高打点のエクシーズ等の巨大モンスターによるダメージクロックを用いて勝利するという革新的なコンボデッキである。効果モンスターを起点に動くデッキではあるものの《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》を回避しやすいため、先攻でコンボが成功すれば格段の勝率を誇る。今後の環境を生き延びるにあたっては、後攻での勝率向上や相手のコンボ阻害をいかに回避していくかが課題となるだろう。
ハンター
主な順位:6位、BEST32 本選進出:2名
サンプル:あっちこっちさん
モンスター(24枚)
オシリスの天空竜
光と闇の竜
ゼンマイマジシャン×2枚
俊足のギラザウルス×3枚
TG ワーウルフ×3枚
ゼンマイネズミ×3枚
マジック・ストライカー×2枚
サイコ・コマンダー×2枚
ゼンマイハンター×2枚
A・ジェネクス・バードマン×2枚
切り込み隊長
ジャンク・フォアード
TG ストライカー

魔法(16枚)
大嵐
闇の誘惑
死者蘇生
おろかな埋葬
化石調査×3枚
成金ゴブリン×3枚
簡易融合(インスタントフュージョン)×3枚
緊急テレポート
貪欲な壺
増援

エクストラデッキ
発条空母ゼンマイティ×3枚
No.17 リバイス・ドラゴン
No.20 蟻岩土ブリリアント
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
インヴェルズ・ローチ
ダイガスタ・エメラル
フュージョニスト×2枚
A・O・J カタストル
氷結界の龍 ブリューナク
ナチュル・パルキオン
スクラップ・ドラゴン
氷結界の龍 トリシューラ

サイドデッキ
D.D.クロウ
エフェクト・ヴェーラー×3枚
スノーマンイーター×2枚
鳳凰
心鎮壷(シン・ツェン・フー)×2枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)
次元の裂け目×2枚
サイクロン×3枚

◆忍者
 甲虫装機、ゼンマイに続いて強化された忍者もまたTCS環境において多く姿を見せている。現代のエアーマンと呼ぶべき強さを誇る《忍者マスター HANZO》、そしてサーチ可能な《超融合/Super Polymerization》である《忍法 超変化の術》を基盤としてデッキが構築されていく。難攻不落のボードコントロール戦法を得意とするだけでなく、《忍法 超変化の術》から呼び出せる種族は多様である事から、これまであまり見かける事がなかった巨大モンスターへと変化されて使われる側が翻弄されてしまう場面も起こり得るため、注意を要するデッキである。
忍者マスター HANZO
主な順位:BEST16、BEST32 本選進出:2名
サンプル:ミミンガさん(福岡県)
所属チーム Rai-Oh
デッキ名 ジュラック忍者
モンスター(14枚)
カオス・ソルジャー-開闢の使者-
ダーク・アームド・ドラゴン
忍者マスター HANZO×3枚
成金忍者×3枚
覆面忍者 エビス
ジュラック・グアイバ×3枚
召喚僧サモンプリースト
クリッター

魔法(11枚)
強欲で謙虚な壺×2枚
禁じられた聖槍×2枚
サイクロン×2枚
月の書
増援
死者蘇生
大嵐
ブラック・ホール

罠(15枚)
忍法 超変化の術×2枚
リビングデッドの呼び声×2枚
連鎖除外(チェーン・ロスト)×2枚
次元幽閉×2枚
奈落の落とし穴×2枚
神の警告×2枚
神の宣告
スターライト・ロード
ダスト・シュート

エクストラデッキ
氷結界の龍 トリシューラ
スターダスト・ドラゴン
キメラテック・フォートレス・ドラゴン×2枚
A・O・J カタストル
No.17 リバイス・ドラゴン
CNo.39 希望皇ホープレイ
No.39 希望皇ホープ
エヴォルカイザー・ラギア
ラヴァルバル・チェイン
ダイガスタ・エメラル
インヴェルズ・ローチ
イビリチュア・メロウガイスト
ジェムナイト・パール
機甲忍者ブレード・ハート

サイドデッキ
サイバー・ドラゴン×2枚
ライオウ×2枚
スノーマンイーター×3枚
D.D.クロウ×3枚
エフェクト・ヴェーラー×2枚
トラップ・スタン×2枚
昇天の黒角笛(ブラックホーン)

◆ラヴァル
 「増殖するG」「エフェクト・ヴェーラー」といった手札誘発を多く搭載できるデッキがTCS環境においては適合しているとされ多くの下馬評を集めていたが、その候補の一つに存在していたのがこの「ラヴァル」である。《炎熱伝導場》を手に入れた事によって「ラヴァル」は飛躍的にデッキの回転率が上昇し、一躍トーナメントシーンに姿を現すようになった。動きの遅いコントロールデッキに対しては《ラヴァル炎湖畔の淑女》で罠を砕いたり《ラヴァル・キャノン》によるアドバンテージゲームを強いる動きを目指し、天使やカラクリといった大量展開を仕掛ける速攻デッキに対しては《増殖するG/Maxx “C”》《バトルフェーダー/Battle Fader》で対応。相手の動きを凌いだ後で撃ち込む《真炎の爆発/Rekindling》による大量展開とフィニッシャー生成によって相手を討ち取る動きが、このデッキの魅力である。

☆キーカード「サンダー・ブレイク」
サンダー・ブレイク
 《ラヴァル炎湖畔の淑女》を安全に墓地へ送る事や、苦手とする《大天使クリスティア/Archlord Kristya》《マクロコスモス/Macro Cosmos》といった永続系カードに対しても有用な万能除去として、「ラヴァル」における《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》は一際優秀に機能する罠である。発動時に背負うディスアドバンテージも、《増殖するG/Maxx “C”》《ラヴァル炎湖畔の淑女》《ラヴァル・キャノン》《真炎の爆発/Rekindling》といったメインデッキから搭載されているアドバンテージゲッター達によって補填されるため、《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》には汎用性だけが残り、他の何よりも「ラヴァル」というデッキにフィットした除去であると言える。
真炎の爆発
主な順位:3位、BEST16 本選進出:2名
サンプル:クロウさん
モンスター(16枚)
ラヴァル炎火山の侍女×3枚
ラヴァル炎樹海の妖女
ラヴァル炎湖畔の淑女×2枚
ラヴァルのマグマ砲兵×2枚
ラヴァル・ランスロッド
ラヴァル・キャノン×3枚
フレムベル・ヘルドッグ×3枚
冥府の使者ゴーズ

魔法(18枚)
真炎の爆発×3枚
炎熱伝導場×3枚
死者蘇生
サイクロン×3枚
大嵐
ブラック・ホール
精神操作
増援
強欲で謙虚な壺×2枚
月の書
禁じられた聖槍

罠(6枚)
神の宣告
神の警告
奈落の落とし穴×2枚
ダスト・シュート
激流葬

エクストラデッキ
ラヴァルバル・ドラゴン
ラヴァルバル・ドラグーン
ラヴァル・ステライド×2枚
エンシェント・ゴッド・フレムベル
スターダスト・ドラゴン
スクラップ・ドラゴン
ブラック・ローズ・ドラゴン
スクラップ・デス・デーモン
氷結界の龍 ブリューナク
TG ハイパー・ライブラリアン
A・O・J カタストル
氷結界の龍 トリシューラ
No.39 希望皇ホープ
ラヴァルバル・チェイン

サイドデッキ
D.D.クロウ×2枚
ラヴァル炎湖畔の淑女
ライオウ×3枚
異次元の女戦士
次元の裂け目×2枚
神の警告
昇天の黒角笛(ブラックホーン)×2枚
次元幽閉×2枚
レインボー・ライフ

◆暗黒界
 今回、筆者が個人的に最も推したかったデッキタイプは「暗黒界」である。「墓穴の道連れ」「魔のデッキ破壊ウイルス」はゼンマイ等のコンボデッキに対して有効な手札破壊として機能し、「増殖するG」「エフェクト・ヴェーラー」「ライオウ」とメインデッキにおける採用率が向上してきた殆どのカードがこのデッキにとっては全く意味を成さない事、二戦目以降に投入される「マクロコスモス」「暗闇を吸い込むマジック・ミラー」も「サイクロン」「王宮のお触れ」といった、使いやすい部類の罠対策で対応可能であり、今までのように手札破壊対策として「墓守の監視者」「ヂェミナイ・デビル」、そこに墓地対策まで追加されるなど今まで多岐に渡って施されていた対策の傾向が一種類に集中している事も完全に追い風である、というのが筆者の考えであった。どのような相手と当たっても「暗黒界の龍神 グラファ」によるボードコントロールで試合を有利に進められる以上、是非とも勝ち進んで欲しいと期待していたデッキであった。今回は使用しているプレイヤーのスキルも相俟って準優勝まで勝ち上がる結果となり、「暗黒界」を応援していた筆者としても嬉しい限りである。また、上位入賞した「暗黒界」には新しいカードとして《トランス・デーモン》も採用されており、デッキとしてまだ伸び白が存在することが証明された。今後益々の、プレイヤーによる構築の研究を期待したい。

☆キーカード「魔轟神レイヴン」
魔轟神レイヴン
「墓穴の道連れ」「手札抹殺」「メタモルポット」等、相手の手札に干渉できるカードが
強いことは自明であるが、同系対決や《甲虫装機 ホーネット》の存在、更には相手のトップデッキに貢献してしまう事からも相手の手札を入れ替える効果は諸刃の剣と言える。よって、自分のみが手札を捨てられる効果は「暗黒界」にとって安全に自分のデッキを回転させる要素として必要不可欠であった。かつてはミラーマッチ用のサイドボードとみなされていた「魔轟神レイヴン」だが、自分のみが手札を捨てられる事やチューナーである点が評価され現在では「暗黒界」のメインボードに欠かせない存在となっている。闇属性しか存在しない「暗黒界」において唯一とも言える位の光属性であるため、「カオス・ソルジャー-開闢の使者-」をタッチするなど、独自の工夫も今後見受けられるようになるかもしれない。
トランス・デーモン
主な順位:2位 本選進出:1名
サンプル:PADさん(熊本県)
デッキ名 メタポ☆手抹ワンキル
モンスター(16枚)
暗黒界の龍神 グラファ×3枚
暗黒界の術師 スノウ×3枚
暗黒界の尖兵 ベージ×3枚
暗黒界の狩人 ブラウ×3枚
クリッター
メタモルポット
魔轟神レイヴン×2枚

魔法(14枚)
暗黒界の門×3枚
暗黒界の取引
暗黒界の雷
墓穴の道連れ×3枚
強欲で謙虚な壺×2枚
月の書
手札抹殺
おろかな埋葬
死者蘇生

罠(10枚)
マインドクラッシュ×2枚
強制脱出装置×2枚
神の宣告
神の警告×2枚
奈落の落とし穴×2枚
激流葬

エクストラデッキ
魔轟神獣ユニコール
魔轟神レイジオン
A・O・J カタストル
氷結界の龍 ブリューナク
エンシェント・フェアリー・ドラゴン
エンシェント・ホーリー・ワイバーン
ブラック・ローズ・ドラゴン
スターダスト・ドラゴン
スクラップ・ドラゴン
ダークエンド・ドラゴン
氷結界の龍 トリシューラ
魔轟神レヴュアタン
虚空海竜リヴァイエール
ラヴァルバル・チェイン
インヴェルズ・ローチ

サイドデッキ
カオス・ソルジャー-開闢の使者-
ジャイアント・オーク
ライトロード・ハンター ライコウ×3枚
サイクロン×3枚
大嵐
増殖するG×2枚
スキルドレイン×2枚
魔のデッキ破壊ウイルス×2枚

◆ドラゴン
 最後に紹介するのは、TCS環境直前に発売された「ストラクチャーデッキ-ドラゴニック・レギオン-」によって使用者が増えた「ドラゴン」デッキである。「未来融合-フューチャー・フュージョン」を「苦渋の選択」に変化できる唯一のデッキタイプとして知られる「ドラゴン」は、過去に「コアキメイル・ドラゴ」によって「インフェルニティ」を蹂躙できる事で注目されていた息長く存在し続けるアーキタイプである。新たに登場した「ライトパルサー・ドラゴン」は光属性であるため、トリッキーな動きで相手を翻弄しながら「カオス・ソルジャー-開闢の使者-」へ繋ぐ事ができ、新カードとして十分な力を発揮していたようである。今回掲載するデッキは本選進出こそ叶わなかったものの、予選ラウンドを3勝1敗で内訳が9勝2敗という非常に高成績を収めたデッキであるため、完成度が高い「ドラゴン」デッキと言えるだろう。今後新たにドラゴン族が登場するたびに、構築の進化が期待されるデッキである。

 ☆キーカード「墓守の偵察者」
墓守の偵察者
 新カードが登場したからと言って考えもなしに採用する事は、デッキ本来のバランスを崩しかねない。そうなった時、デッキの基盤を支え潤沢なアドバンテージをもたらしてくれるのが「墓守の偵察者」である。一枚で「ラヴァルバル・チェイン」を構築できるだけでなく、今まで「ドラゴン」デッキには出来なかった「アーカナイト・マジシャン」へのアクセスや、「デルタフライ」による操作でレベル8シンクロの素材にもなるなど、デッキの潤滑油として非常に優秀な働きを見せている。
レダメ
主な順位:なし
サンプル:きんぱみさん(東京都)
所属チーム JUSTICE
デッキ名 きんぱみの魔界温暖化龍
モンスター(17枚)
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン×3枚
ダーク・アームド・ドラゴン
ライトパルサー・ドラゴン
カオス・ソルジャー-開闢の使者-
エフェクト・ヴェーラー×3枚
デルタフライ
真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)×3枚
コアキメイル・ドラゴ
墓守の偵察者×3枚

魔法(13枚)
サイクロン×3枚
強欲で謙虚な壺×2枚
封印の黄金櫃×2枚
大嵐
月の書
闇の誘惑
未来融合-フューチャー・フュージョン
死者蘇生
ブラック・ホール

罠(10枚)
神の警告×2枚
奈落の落とし穴×2枚
リビングデッドの呼び声×2枚
神の宣告
激流葬
ダスト・シュート
デモンズ・チェーン

エクストラデッキ
F・G・D(ファイブゴッドドラゴン)
ギガンテック・ファイター
キメラテック・フォートレス・ドラゴン
アーカナイト・マジシャン
No.39 希望皇ホープ
氷結界の龍 トリシューラ
スターダスト・ドラゴン
A・O・J カタストル
トライデント・ドラギオン
インヴェルズ・ローチ
氷結界の龍 ブリューナク
スクラップ・ドラゴン
ブラック・ローズ・ドラゴン
No.17 リバイス・ドラゴン
ラヴァルバル・チェイン

サイドデッキ
サイバー・ドラゴン×2枚
ライトロード・マジシャン ライラ×2枚
スノーマンイーター×2枚
マインドクラッシュ×2枚
落とし穴×2枚
群雄割拠
連鎖除外(チェーン・ロスト)
強制脱出装置
サンダー・ブレイク
異次元からの帰還

■TCS環境総括 -待ち望んだ夜明け-
 TCS5に至るまでに各地で開かれたトーナメント、そしてTCS5。この全てに共通するのが、トーナメントデッキのバリエーションの増強だと言える。この一年で、デッキの種類は非常に増えた。「TG代行天使」は非常に強力ではあったものの、「甲虫装機」等の勢力が新たに登場した事でメタゲームは更なる変容を見せ、それ以外のデッキも決して弱い事はなく、どのようなデッキもチャンスに恵まれた環境である、と筆者は考えている。自らが思い思いのデッキを調整し、是非とも最寄りのトーナメントに参加して欲しい。サイドデッキ15枚をもってしても難解な今のメタゲームに取り組むことで、全ての決闘者に現環境を読み解いて欲しいと思う。それぞれが独自に、それぞれの環境への回答を見つけ出して欲しい。そして、失敗することを知って欲しい。自分の考えが通用しない事を卑屈に思うのではなく、「自分が思ってた方法では失敗した…では今度は別の方法で取り組んでみれば勝てるのではないだろうか?」そのようにして自分の発想を転換し、常に勝利を追究していける状態が、今の遊戯王のメタゲーム環境には出来上がっている。
これほど学び甲斐がある環境は滅多になく、遊戯王としても、戦えるデッキが多い今は非常に理想的な環境であると言えるのではないだろうか。
だからこそ、取り組んで欲しい。挑んで欲しい。この難解で捉え所のないメタゲームに。
特定のデッキしか活躍できない一強時代は終わった。
誰もが活躍できる環境がついに幕を開けた。長い夜は終わったのだ。
決闘者が待ち望んだ環境の夜明けの到来。そして展開される至高のメタゲーム。

是非とも、今、遊戯王を楽しんで欲しい。

そして願わくば、その目標の先に『第六回Tetsu Champion Ship』があらん事を。










■08 TCSお土産カバレージ 「名産は地域を越える!?」へ戻る

Tags Categories: Broken Activation, Special Posted By: Tetsu
Last Edit: 30 12月 2011 @ 11 39 PM

EmailPermalink
 

Responses to this post » (None)

 

Sorry, but comments are closed. Check out another post and speak up!

 Comment Meta:
RSS Feed for comments
\/ More Options ...
Change Theme...
  • Users » 4
  • Posts/Pages » 593
  • Comments » 0
Change Theme...
  • VoidVoid « Default
  • LifeLife
  • EarthEarth
  • WindWind
  • WaterWater
  • FireFire
  • LightLight